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【ベルリン=黒沢潤】スロベニアの首都リュブリャナ近郊のブルドで開催中の欧州連合(EU)
非公式外相会合は29日、中国・チベット自治区での弾圧を直ちに中止するよう中国側に求める文書を採択する。
ロイター通信が伝えた。同会合の討議では、ドイツやチェコなどが北京五輪開会式への欠席を表明する一方、
英国などが参加の意向を示すなど対応が分かれたが、強権的な態度を見せる中国政府に対し、
一致して厳しい姿勢を示す方針だ。
文書は、「EUは弾圧に終止符を打つよう求めるとともに、(チベット人の)逮捕者を国際基準に従って
慎重に取り扱うよう要求する」と強調。ダライ・ラマ14世への言及を避けた上で、
「EUは双方の対話開始に協力する用意がある」と呼びかける。
会合での討議では、2012年の五輪開催国である英国のほか、スウェーデンやポルトガルが開会式への参加を明言。
これに対し、ドイツやチェコ、ポーランド、エストニア、スロバキアの5カ国が首脳の欠席を表明した。
アイルランド外相も不参加を示唆するなど、ボイコットの動きは広がりつつある。
中国への反発は、開会式不参加問題のみならず、経済分野にまで及んでいる。フェレロワルトナー欧州委員
(欧州近隣国政策担当)は30日発売予定のドイツ週刊紙に対し、「中国を拠点に活動する外国企業は
ビジネスを早急には中止できないだろうが、チベットがこうした状況下にあるとき、企業は重い責任を持つ」と語り、
弾圧が続けば企業活動を自粛するよう求めた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)