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★「人権が踏みにじられていること明らか」米豪首脳がチベット懸念
・ブッシュ米大統領は28日、訪米中のオーストラリアのラッド首相とホワイトハウスで会談した。
チベット騒乱を受けた中国政府の対応について、ラッド首相は「チベットで人権が踏みにじられて
いることは明らかだ」と非難するなど両首脳は情勢を懸念し、チベット仏教の最高指導者
ダライ・ラマ14世ら亡命政府側との対話を中国に求めた。
ラッド首相は首相就任後、初の長期外遊として米国、欧州、中国を歴訪中だ。歴訪先に日本より
中国を優先したラッド政権の親中国姿勢が鮮明になった。ただ同首相は、中国首脳との会談で
チベット問題への懸念も表明すると語った。
会談後の共同記者会見で、ブッシュ大統領はラッド首相を「中国専門家」と呼び、会談で対中国
政策を協議したことを示した。チベット情勢については、中国が代表使節を含めたダライ・ラマ側
との対話を進めるよう改めて促した。ラッド首相は、チベットの人権状況を懸念するオーストラリア
政府の基本姿勢を確認し、「中国政府がダライ・ラマ、あるいはその代表と将来像について非公式に
対話することになれば評価すべきだ」と語った。
チベット問題の前進に向けたダライ・ラマと中国政府の対話について、ダライ・ラマ本人以外の
接触も容認する構想はこれまで明示されていなかった。両首脳の見解は、対話のハードルを
下げる実質的な対中譲歩といえる。
ラッド首相は中国語が堪能で、北京の大使館での勤務経験もある。チベットの位置づけについて、
同首相はチベットでの中国主権を強調した。
両首脳はこのほか、イラク、アフガニスタン情勢、新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の早期
妥結について協議した。
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