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中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席は26日、北京の人民大会堂で、
第2回日中ジャーナリスト交流会議の日本側記者団(田原総一朗座長)と会見した。
チベット騒乱をきっかけに開会式ボイコット論などが出ている8月の北京五輪について、
「五輪は非政治化が原則だ。この原則にのっとり、成功裏に開きたい」と述べた。
「ポスト胡錦濤(フー・チンタオ)」として最有力視される習氏が
3月の全国人民代表大会で国家副主席に就任後、
日本の報道陣と会見したのは初めて。
習氏は北京五輪開催の最高責任者で、
「特色のある五輪を成功させる自信がある。
五輪史上、世界文明の進歩にとっても重要な意義がある大会である」と強調した。
国民党の馬英九(マー・インチウ)氏が当選した台湾総統選挙の結果については、
「陳水扁(チェン・ショイピエン)(総統)が提起した
台湾名義による国連加盟を問う住民投票が失敗したことに留意している。
台湾名義の国連加盟、独立・分裂活動が人心を得られないことを裏付けた」と述べた。
5月に予定される胡主席の訪日については、
「10年ぶりの公式訪問という歴史的訪問だ。
双方の努力によって両国関係を新たな段階に進めるものと確信している」と期待を表明した。
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