08/03/26 15:12:47 0
ひっかき傷など皮膚についた傷がすぐ治るのと同じように、たとえ角膜に傷がついても小さなものだと
すぐ治るのが普通だ。痛みも数時間で消える。問題は、この傷から細菌などが入り込み、
炎症や潰瘍(かいよう)となること。角膜潰瘍の治療が遅れれば、傷が治っても視力が低下したり、
最悪の場合は失明する恐れもある。
傷から細菌が入るのを防ぐため、梶田院長は、目がごろごろするなど異常を感じたときには、
抗菌剤入りの目薬をさすことを勧める。接着剤など溶剤が目に入ったときも、水で溶剤を洗い流すだけでなく、
必ず抗菌剤入り目薬を使うことが肝心。水道水中の雑菌が炎症の原因となることがあるためだ。
梶田院長は「目薬をさせば、通常は翌日には痛みがなくなる。翌日も痛みが続くようなら、
炎症を起こしている可能性が高いので、早めに眼科を受診してほしい」と呼びかけている。
■施術行えるのは美容師だけ
厚生労働省は今月、「まつ毛エクステの行為は、美容師法に基づく美容に該当する」
との通達を都道府県などに出した。
つまり、まつ毛エクステの施術を行えるのは、美容師だけという見解を示したわけだ。
業界の中でも、施術に「資格が必要ない」と思っていた人は多く、
美容師以外が施術を行っている施設は相当数あるとみられている。
ただ、施術水準は資格の有無で判断できないのも事実。接着剤が目に入るだけでなく、
施術中に誤って目にまつ毛を突き刺すなどのトラブルは、だれがやっても起こりうる。
目のトラブルへの対応は自分でするしかないのが実情で、施術する人は気をつけたい。
(終)