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【バグダッド小倉孝保】イラク駐留米軍は24日、バグダッド南部で23日、米兵4人が仕掛け爆弾で死亡したと発表した。
AP通信は独自集計により、イラク戦争開戦(03年3月)後の米軍関係者の死者が4000人に達したと報じた。
23日には他にも各地で自爆テロなどが相次ぎ、イラク兵ら少なくとも57人が死亡。
改善傾向が伝えられていた治安状況の不安定さを裏付けた。
4000人の死者数には米兵の他、米国防総省から派遣された民間人8人も含まれる。
米兵らの死者数は04年9月に1000人を突破。
その後、05年10月に2000人、06年12月に3000人をそれぞれ記録していた。
駐留米軍の増派やイスラム教シーア派の対米強硬派、サドル師派民兵組織マフディ軍の停戦などを背景に、
昨年後半以降、米兵の死者数は減少傾向にあった。
死者数の4000人到達は、米国内の早期撤退論に影響を及ぼす可能性がある。
23日にはイラクの首都バグダッドで、政府施設や大使館などが集中するグリーンゾーン(米軍管理区域)も攻撃され、
AP通信によると、米国人を含む5人が負傷した。
ロイター通信によると、グリーンゾーンを外れたロケット弾などで9人が死亡した。
マフディ軍による攻撃の可能性が指摘されている。
サドル師は昨夏、停戦を発表。
だが、米軍やイラク警察による同派支持者の取り締まりに対する不満が高まり、
マフディ軍の一部と米軍などの間で先週、衝突があった。
バグダッドではまた、イスラム教シーア派地区で自動車爆弾が爆発し、7人が死亡。
別のシーア派地区では、バスを待っていた市民らに武装勢力が銃を乱射し、少なくとも7人が死亡した。
北部モスルではイラク軍施設にトラックが突っ込んで爆発。イラク軍兵士13人が死亡した。
モスルは国際テロ組織アルカイダのイラク国内最後の主要拠点とされている。
一方、米英の市民団体「イラク・ボディー・カウント」は
開戦以降のイラク民間人の死者数を約8万2000~約9万人としている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)