08/03/24 11:32:38 0
・日本ユニセフ協会が「なくそう!子どもポルノキャンペーン」をスタートさせた。
子供を守るために、こうした活動を支えることは必要なことに思えるかもしれない。
しかし私は日本ユニセフ協会の姿勢に賛同しない。
最も気になるのは、日本ユニセフ協会が「児童ポルノの最大の供給元」を知っているはず
なのに、それを一番大きく扱っていないことだ。
特設サイトのスライドショーを見ると、ネットやゲームメーカーや出版社が「子どもポルノ」を
供給し、マニアが需要しているという構図に見えてしまう。
そして、単純所持の違法化でマニア側を締めつけ、きわどいポーズで実在の子供を撮影した
写真集、またマンガやゲームといった実在の子供を扱わない性的表現を「子どもポルノ」と
して供給側を締めつけることにより、児童ポルノを撲滅できるかのように思える。
しかし、マンガやゲームなどの、実在ではない場合を別として、実際の子供が児童ポルノや
ポルノまがいのビデオなどに出演させられるときに、その後ろに必ずいるのは、その子の
親である。児童ポルノの最大の供給元は、間違いなく「親」である。
実際、キャンペーンサイトの中にも、子供が親や親戚によって直接加害を受けたり、売春を
させられている例が掲載されている。
にもかかわらず、スライドショーからは親という児童ポルノ問題を語るのに欠かせない、
最大のファクターが全く消えうせてしまっている。
児童ポルノの問題は、1つは直接的な性的暴行。もう1つが他者に対して性的サービスを
提供する形での労働搾取の問題に分けられる。そして、後者の問題は性的サービスに限らず
とも、通常の労働であっても子供からの搾取に違いはない。
なぜ、きわどいポーズの児童ポルノまがいのビデオや写真集に、親が子供を出演させているかと
いえば、単純にお金のための事もあるが、「子供を芸能人にできる」と騙される形で出演
させる例も多いと聞く。
そうして騙されるのは、親が「子供を有名にして、お金を稼がせよう」という、子供に対する
労働搾取の魂胆があるからであり、騙された親は決して純然たる被害者などではない。
(>>2-10につづく)
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