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★75億光年の彼方で星が爆発、肉眼でも観測
・米航空宇宙局(NASA)は20日、地球から肉眼で観測できる物体としては
最も遠い距離にある恒星の爆発を観測衛星がとらえたと発表した。
爆発した巨大星はこれまで知られていなかった銀河系にあり、地球からの距離は
75億光年。「宇宙の果て」までの距離の中間地点に位置するという。爆発で
放出されたガンマ線が19日に初めて地球に到達し、NASAのスウィフト衛星が
午前2時12分にとらえた。
爆発の光は非常に明るく、肉眼でも見えるほどだったという。これまでの記録に
よれば、肉眼で見えた物体の地球からの距離は250万光年が最長だったが、
75億光年はこれを大幅に上回る。「これほど遠い所にありながらこれほど
明るいものは見たことがない」とNASA職員は話している。
爆発が起きたのは、宇宙ができてから現在までの年月の半分に満たず、地球も
まだ誕生していない75億年前。爆発前の星は、太陽の約40倍の大きさに
膨れ上がっていたという。爆発で、近くにあった惑星は蒸発した。
しかし、この輝きが観測できたのは1時間足らずだったため、天体観測で
見つけたという報告は寄せられていないという。
ソース/CNN
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