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★日本禁煙学会から疑問の声 タスポ導入の効果あるのか
未成年者の喫煙防止を目的として、全国のたばこ自動販売機に成人識別ICカード「taspo(タスポ)」が
段階的に導入されている。しかし、喫煙者からも小売店からも大不評で、効果についても日本禁煙学会
から疑問の声が上がっている。いったい何のための制度なのか。
◆「無駄なシステム」と回答した人が55.8%
たばこ自動販売機に導入される成人識別ICカード「タスポ」の申込み受付が、2008年2月1日から
全国で始まった。「タスポ」は顔写真入りのカードで、ICチップ(集積回路)を内蔵。未成年の喫煙を
防止するのが目的で、他人への譲渡や貸与も禁止されている。申込みには、運転免許証などの
本人確認書類のコピーと顔写真が必要で、運営主体である日本たばこ協会まで郵送する必要がある。
08年3月から8月までに順次、全国のたばこ自動販売機で導入される予定で、「タスポ」がなければ
自販機でたばこを購入できなくなる。
財務省などによれば、高校生の喫煙経験者の約8割がたばこを自動販売機で買ったとする調査を
もとにした取り組み。しかし、これが全くもって大不評なのだ。
ニュースサイトBNNが3月17日から行っているアンケート調査では、「たばこ自販機にtaspo導入、
あなたの考えは?」との問いに、「無駄なシステム」と回答した人が55.8%で最も多く、次いで「未成年の
喫煙防止はあまり望めない」が18.2%で、「未成年の喫煙に効果大」とした人は15.8%だった。
実際に「タスポ」の効果には、首を傾げたくなるデータもある。
日本たばこ協会は、2004年春から種子島で「タスポ」を試験導入した。しかし、鹿児島県警によれば、
種子島署での未成年者の喫煙による補導人数は、導入翌年の05年で10件と導入前年から4分の1に
激減したものの、06年は84件に上り、かえって補導人数が増えてしまった。(>>2以降へ続きます)
J-CAST 2008/3/22
URLリンク(www.j-cast.com)
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関連リンク:BNN 「たばこ自販機にtaspo導入、あなたの考えは?」
URLリンク(www.bnn-s.com)