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イラク開戦から5年を迎えた20日、中区の原爆資料館で、イラクの人たちへの支援活動を続けるボランティア、
高遠菜穂子さん(38)が「イラク戦争が残す傷跡と課題」をテーマに講演し、
訪れた市民が耳を傾けた。また、市内では、抗議行進や座り込みがあった。
高遠さんは04年4月、生活物資を届けるなどの支援のため、入国した戦時下のイラクで
武装勢力に拘束された。解放後も支援に取り組むが、入国が難しいため、現在は、
隣国ヨルダンを拠点に、破壊された学校を再建する活動などを通し、
雇用を創出してイラク人の自立を支援している。
講演で、高遠さんは、市民には「内戦状態」とも言える危険な状況だというイラクの現状を説明しながら、
「対立といっても、シーア派の夫とスンニ派の妻といった夫婦が多くいる。
この対立は外から持ち込まれた」と指摘した。
講演を聴きに来た団体職員の花藤智子さん(46)=北広島町南方=は
「イラクのために一生懸命な高遠さんの姿に、私も自分から現実を知ろうとしないといけないと思った。
チベットの問題もそうだが、知る事は人々の命を救う事につながるんですね」と話した。【矢追健介】
毎日新聞 2008年3月21日
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