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<硫化水素自殺:20代男性が浴室で 玄関には張り紙 京都>
20日午後7時50分ごろ、京都市左京区田中上古川町にあるマンションの管理会社
から、「2階の部屋の玄関に硫化水素発生中という張り紙がある」と119番があった。市
消防局員が駆けつけると、玄関ドアが内側から目張りされ、浴室内で男性が死亡していた。
府警下鴨署の調べでは、この部屋に住む20代のアルバイト男性とみられ、自殺の可能
性が高いという。
張り紙には手書きで、「浴室で硫化水素発生中。絶対に入室せず、消防に連絡して下
さい」などと記されていた。浴室から硫化水素が検出され、液体の入った衣装ケースがあった。
男性はこの日、部屋を退去予定で、管理会社員が訪問して張り紙を見つけた。
市販の薬剤を混合し発生させた硫化水素ガスで自殺するケースは昨年から全国で相次
いでおり、1年間で少なくとも8件が確認されている。他人の巻き添いを避けるため「有毒
ガス発生中」と張り紙をする方法はインターネットの自殺サイトで紹介されており、サイトを参
考にしているとみられる。
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