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2008.3.19 13:27
長崎市の伊藤一長市長(当時)が選挙運動中に射殺された事件で、殺人などの罪に問われた暴力団幹部
城尾哲弥被告(60)の第6回公判が19日、長崎地裁(松尾嘉倫裁判長)で開かれた。検察側は「自由と
民主主義の根幹を揺るがし、『選挙テロ』ともいうべき事件だ」と死刑を求刑した。午後からは弁護側が
最終弁論を行い、結審する。
検察側は論告で「長崎市に対して不当な要求を繰り返し、被害者を逆恨みしていた。殺害の決意は、
市長選立候補を表明した昨年2月」と指摘。「動機は身勝手。社会的影響は大きく、遺族の処罰感情も厳しい。
行政対象暴力の極みで、主張を通すために暴力に訴える典型的な暴力団犯罪だ」と厳しく批判した。
城尾被告は、公判前整理手続きを経た1月の初公判で起訴事実を認め「市長と遺族には
心からおわび申し上げます」と述べた。被告人質問で「謹んで極刑を受ける」と供述したが、
動機については「個人的な恨みはない。わたしにとって永遠のテーマ」と話すにとどまっている。
この日の公判では冒頭に、前市長の次女、吉田貴子さん(34)が「極刑が下されることを希望している。
法廷での被告の態度は悪びれる様子がなく、怒りで体が震えた」と意見陳述した。
起訴状によると、城尾被告は昨年4月17日夜、JR長崎駅前の選挙事務所付近の歩道上で、
市長選の遊説を終え事務所に戻ろうとした伊藤前市長に向けて拳銃を2発発射、死亡させた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)