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江崎グリコの筆頭株主となっている米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンは17日、
グリコに対し、カレールウなど菓子以外の食品事業の縮小や工場の抜本的な合理化などを要求
したと発表した。企業価値の向上を図るためで、江崎グリコは「大株主の提言であり、真摯(
しんし)に受け止める」と、内容を検討する意向を示した。
スティールはグリコの発行済み株式の15・01%(2007年9月末時点)を保有している。
スティールの担当者が2月21日にグリコ本社に出向き、「提言」の形で求めたという。
提言によると、グリコの直近12か月の営業利益率は2・3%と国内同業他社の平均3・0%に比べて
低水準にある。一方で、現預金や投資有価証券など事業に活用していない資産が729億円
(07年9月末)に上り、「経営に改善の余地がある」と指摘した。
また、工場の抜本的な合理化や、中核の菓子事業に集中することなどを求めた。菓子分野でも
商品点数の絞り込みや原材料の調達方法の改善などを求めた。社外取締役の任命や他社との
株式持ち合いの解消、自社株の取得も要求した。
スティールは2007年6月の株主総会で、1株当たりの年間配当をグリコ側が予定していた10円の
3倍となる30円にするよう求めたが、グリコが拒否。記念配当の5円と合わせて15円の配当実施
にとどめた。
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