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秋田市のノースアジア大学(旧・秋田経済法科大学、小泉健学長)が昨年12月、
構内の掲示物を取り去ったとして法学部2年生の3人を退学や無期停学にしていたことがわかった。
防犯用ビデオから学生を割り出したという。「掲示されていた内容が重大だった」ことが大きな理由の一つだが、
学校関係者からは「社会の常識に照らし、あまりに重い処分」と疑問視する声も出ている。
大学や関係者などによると、3人の学生は昨年11月16日午後5時過ぎ、
大学が学生向け掲示板に画びょうで張りつけていたA3判2枚の文書をはがし、持ち帰った。
1人が手をかけ、2人はそばに立っていたという。
はがされた文書は『週刊新潮』の記事を受けて作られた学生向けの「告知文」。
同誌は「(小泉学長の)気分次第で人事が決まり、教職員が降格されたり退職を迫られたりしている」と
職員が話していると紹介し、小泉学長が「恐怖政治で支配し、
今や誰一人逆らう者がいない独裁体制を築いてしまった」と書いた。
大学は「事実無根」と反論。新潮社に記事の撤回を求めた経緯や損害賠償を求め提訴したことなどを
「告知文」に記載し、構内数カ所に張り出した。
掲示物が取り去られた後、大学は警察に通報するとともに学内の防犯用カメラの映像などから3人を特定。
聞き取り調査をした上で12月上旬、はがした1人を退学、2人を無期停学にすると決めた。
また、3人がバスケットボール部に所属していたため「再発防止」を理由に同部の活動を一時禁止。
顧問と学外コーチの2人も「監督責任」を問い、辞任させた。
大学側は、掲示された文書には週刊誌への抗議内容と小泉学長の基本的な考えが書かれており、
「単に広告物をはがしたのとはわけが違う」と判断。
広報担当の道端忠孝・法学部長は「掲示物は全学生に周知するためにぜひ読んでもらいたいという思いで張った。
いたずらした場合は処分することも前もって言ってある」と話している。
関係者によると、取り去った学生は「長文だったため、最後まで読みたくて取った」などと周囲に話したという。
停学となった2人のうち1人はその後自主退学。もう1人はすでに復学した。
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