08/03/16 12:14:08 0 BE:184260724-2BP(555)
(>>1の続き)
ガールフレンドの女とは1月下旬、大阪・ミナミの繁華街で知り合い、すぐに犯行を持ちかけた
という。
2月1日午後8時半ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線の車内でターゲットを見つけた。
女の隣で堺市北区の会社員、国分和生さん(58)が風邪気味のけだるい身体で揺れに耐え、
両手をポケットに突っ込んでうつむいていた。
天王寺駅手前でブレーキがかかり、女と肩が触れた瞬間、女は「触りましたね」と声を上げ、
泣きながらしゃがみ込んだ。そこに乗客をかき分けるようにして蒔田容疑者が「触りましたよね」と、
周囲に聞こえるように連呼した。
後ろにいた乗客が「この人何もしてないやん」とつぶやいた。その声に自信を得たかのように、
国分さんは誤解を解こうと、自ら天王寺駅で降りた。このとき蒔田容疑者はしまったと思った。
国分さんが自ら駅員に連絡したことで「直接交渉して示談金をとろうと思ったが、あてがはずれた」と、
後の警察の取り調べで供述している。
一方、駅員に事情を説明し、「助けてもらえる」との思いで足を運んだ国分さん。駅員に
「警察を呼んでもいいですか」と聞かれ、「どうぞ」と答えた。逮捕されるとは夢にも思わなかった。
蒔田容疑者は逮捕された今月11日朝、張り込む捜査員をよそに、酒に酔って京都市内の
自宅にタクシーで帰ってきた。法学部で学んだためか、取り調べにも当初、「当番弁護士が
来るまで何も言えない」「警察は信用できないから取り調べを録画してくれ」などと知識を
ひけらかすようだったという。
捜査員は「反省するそぶりもなく、何を考えているのかわからない。本人は何か目標があるようだが、
他人を陥れてまで何のために金が必要だったのか」と首をかしげる。
(続く)