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■チベットの抗議活動、暴動に発展か
2008年03月14日 20:05 発信地:北京/中国
【3月14日 AFP】(一部更新)中国のチベット(Tibet)自治区の中心都市ラサ(Lhasa)で
数日間続いている中国のチベット統治に対する抗議活動は14日、激しさを増し、中国の
国営新華社(Xinhua)通信や旅行者の情報などによると、店舗に放火するなどの暴力的な
事態に発展しているという。放火で焼けたり、休業したりする店舗も出ているもようだ。
新華社は、人数は不明だが負傷者が病院に運ばれたとも伝えている。また現地に滞在する
米国人が米大使館に寄せた情報では、銃声も聞かれたという。
暴動が発生しているのは、ラサ中心部にあるチベット仏教で最も聖なる
寺院とされるジョカン(Jokhang)寺院の近辺。
米ワシントンD.C.(Washington D.C.)を拠点とするチベット支援団体「チベットのための
国際キャンペーン」(International Campaign for Tibet、ICT)が得た現地情報によると、
同寺院の参道沿いに店を並べる露店が放火されたという。また、警察車両が放火されたとの
情報もあり、一般市民も抗議活動に参加している様子だという。
ラサを旅行中の複数の外国人がAFP記者に語ったところによると、市内全域で僧侶と市民が
一体となって抗議活動を展開しており、旅行者たちはジョカン寺院付近に近付かないよう
忠告されたという。(c)AFP
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