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中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、千葉県警は13日、中毒症状を起こした同県市川市の一家5人がはき出した
ギョーザの皮から3580ppm、具から3160ppmの極めて高濃度の有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表した。
千葉市の母娘が食べたギョーザから検出された130ppmを大幅に超えるもので、国が定めるニラの残留基準値(0・3ppm)の
1万倍以上に当たる。
県警は「残留農薬では考えられない濃度」として、人為的か事故かで混入した可能性が高いと見ている。
内閣府の食品安全委員会によると、体重50キロの人が一度に摂取しても健康に悪影響が出ないとされる量は0・15ミリ・グラム。
今回の濃度を、ギョーザ1個分に換算すると、その300倍にあたる45ミリ・グラムになるという。
ギョーザは、市川市の一家が1月22日に食べて吐き出した「CO・OP手作り餃子」。県警が翌23日に押収し、科捜研で調べていた。
県警は、メタミドホスは加熱により分解が進むことから、調理前はさらに高濃度だった可能性があるとみているほか、
具に比べて皮の濃度が高かったことから、メタミドホスが皮から具にしみた可能性が考えられるとしている。
市川市の一家のうち、一時意識不明となった二女は通院治療を続けているが、ほかの4人はほぼ完治したという。
山本保博・日本医大教授(救急医学)の話「メタミドホスは通常、原液を何百倍にも薄めて使うが、
今回の濃度は原液を直接かけるなど、故意に混入させないとあり得ない数値だ」
(2008年3月13日23時01分 読売新聞)
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