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ニクソンショック以後の円相場の動きには明確な規則性があると考えている。
以下にその規則と、それから予想される円高のピーク値を述べる。
第一次円高:1971年360.00円→1978年175.10円
第一次円安:1978年175.10円→1982年278.50円
第二次円高:1982年278.50円→1988年120.45円
第二次円安:1988年120.45円→1990年160.35円
第三次円高:1990年160.35円→1995年079.75円
第三次円安:1995年079.75円→1998年147.64円
第四次円高:1998年147.64円→200?年???.??円
上記の数字の羅列を見ると、円高のピーク値は約180円→約120円→約80円と、
常に前回ピークの三分の二の数値になっている。この法則に従えば、第四次
円高のピークは80円の三分の二である53.3円が目標となる。実際にはきりの
良い数字で50円がピークになり、そこで円高が円安に反転するだろう。
一方、円安のピーク値は円高のピーク値と比較して規則性に乏しい。
ただ、前回の円高ピークの三分の四倍の水準までは必ず値を戻しており、
第一次及び第三次円高ではその後大きくオーバーシュートしている。
従って、第四次円安のピークは70円以上となるだろう。
上記の1998年の急激な円高の際には、金融派生商品の取引を行っている
企業は少なかったが、それでも30円程度という急激な円高が発生している。
911事件でこの時の損失のデータが失われたことは偶然ではないだろう。
現在では数多くの企業が金融派生商品に手を染めており、円キャリート
レードが巻き戻される際の円高は前回の比ではない様に思われる。
一ドル50円は一見突拍子もない水準だが、そこまで行かないと米国の
過剰消費体質は治せないだろう。