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・「10億までは数えていたけど、数え切れなくて数えるのをやめた」。親族と合わせ、
過去最高となる相続税約28億円を脱税した疑いで11日、大阪地検特捜部に逮捕された
李初枝容疑者(64)は、関係者にこう漏らしていたという。現金58億円は段ボール箱や
紙袋に入れて物置などに無造作にほうり込んでいたといい、その言動からは巨額の
富を手にした異様な金銭感覚がうかがえる。
李容疑者が生野税務署に相続を申告したのは平成17年8月。申告した相続財産は
総額約16億円。しかし、申告内容に不審な点があったことから国税局が調査に着手。
自宅から多額の現金を発見した。
自宅から見つかった現金は、あまりに巨額になったためか特に整理したり隠したりした
形跡はなく、身近にあるような段ボール箱や菓子箱に入れてそのまま物置にほうり
込んだり、紙袋に詰め込んで室内に放置していた。このため調査も時間がかかり、
同国税局が金額を計算するだけでも数日かかったという。
関係者などによると、李容疑者の父親は昭和29年ごろから貸金業を営み、そこで
得た資金を元手に不動産賃貸業や旅館業を展開するなどして、一代で巨額の財を
なした。地元でも評判の資産家で、近くに住む主婦(62)も「父親は自宅近所の土地を
多く所有していて、それを元にアパート経営などをしていたみたいだ」と話す。
この父親が平成16年10月に死去すると、李容疑者ら親族8人が法定相続人となったが、
李容疑者らは父親が病気がちになり入退院を繰り返すようになった数年前から、父親や
家族名義の預金を引き出し始めていた。
相続税を脱税するケースでは、納税を免れるため、あらかじめ被相続人が死亡する直前に
被相続人名義の預貯金を解約。自分の口座に入れたり自宅に隠したりする手口が多いといい、
李容疑者も課税対策のため、父親の生前から預金を解約していたとみられる。(一部略)
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