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<中国人の視点で考えた「反日感情」の理由>
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(略)中国において「反日感情」がいまだ根強いのも確かです。(略)今回は、私になりに、中
国人の反日感情について、中国サイドの視点を冷静に整理してみました。
(略)
1)世界の大国中国が、列強の侵略により自信を失ったコンプレックスの中で、最も気に障る相手が小国日本
日本は、政治、経済、文化的にも自分の弟分だと思っていたら、明治維新以降、素早く西欧列
強の真似をして反対に手痛くやられてしまいました。一時、日本の明治維新、近代化を学ぼう
と多くの中国人が大正以降日本に留学、日本との連携に期待する向きもあったが、結局日本
の大勢からは相手にされず、愛情が憎しみに変わったという面も否めません。
2)共産党政権の正統性の出発点は、抗日戦争に勝ったこと
抗日戦争に勝ち、国民党政権を追い出し、農民と労働者を解放したとすることが、共産党政
権の正統性の原点であるかぎり、共産党の求心力を強めようとすれば、その正統性の原点
が強調されるのは、自然な成り行きでした。革命に参加していない江沢民が自らの正統性
を強調するために反日教育に力を入れ始めたのではないかと、日本の識者からも指摘され
ているところです。
(略)
3)日中国交回復の大前提は、現代日本は、過去の軍国主義、軍国主義者とは決別したものであるということ
(略)
4)日本はこれまでそうした大前提に対し、明確な説明をさけ、結果的に「黙示の承諾」と受け取られてし
まっている節がある。また、日本人自身の歴史観の混乱が中国側からの批判に拍車をかけている面もある
(略)
5)中国側もこれまで日本から多額の経済援助を受けてきたこともあり、このような敏感な問題に対し、大目に見てきた節もある
中国側は、特に80年代、90年代までは、経済的にも苦しく、そうした中で日本から多額の経済
援助を受けてきた背景があります。(略)しかし、現在、中国もこれだけ経済的に実力を持ち、日
本の援助もなくなるなかで、より対等な立場で、本音で言え合える関係になっているはずだ、と
中国サイドは考えているのではないでしょうか。(以下略)