08/03/11 09:40:22 0
>>1の続き
コミセンは、同和地区の人々にとってアイデンティティにかかわる場所ということだろう。単純に
既得権益というだけでは片づかない、同和問題の根の深さをうかがわせるエピソードである。
■「同和と創価でズブズブ」
さて、選挙の結果はつぎのとおりだった(数字は順に、獲得票数、得票率)。
門川大作 158,472 37.2
中村和雄 157,521 37.0
門川氏は直前まで同市の教育長だった人物で、桝本前市長の跡を継ぐことを第一義とする、
文字どおりの後釜である。中村氏は共産党推薦の弁護士なのだが、中村氏すなわち共産党に
市政を執られるのではとおそれた自民・公明・民主は、共産党を打ち落とすべく“相乗り”で門川氏を
候補に担ぎ上げたのだ。
「辛勝」と多くのマスコミが形容していたが、その差わずか951票であり、ほとんど誤差の範囲にちかい。
いくら共産党が強い京都といっても、「共産党 vs オール与党」の戦いでこの接戦というのは、やはり
ただごとではない感じがする。(中略)
門川氏も同和行政終結をうたっている。が、門川氏は同和問題がらみで“懲戒”された500人のうちの
一人なのだ。桝本市長時代、同和解放同盟の温泉慰安旅行の費用を京都市が不正に支出していると
住民訴訟が起こり、違法と認められ返還を命じる判決が出たのだが(2005年2月25日)、この支出を
決定していたのは、ほかでもない、門川教育長(当時)その人だった。
さらに、これは『赤旗』の記事なので脳内で多少微調整しつつ読んだほうがいいと思うが、門川氏は
創価学会とのつながりが深く、創価の指導方法を教員研修に採用していたという報道も出た。
「大作」という名前が池田大作と同じでいいね、といわれて喜んでいたそうだ(詳しくはこちら)。
URLリンク(www.jcp.or.jp)
門川新市長は就任直後に、同和行政も不祥事も1年以内に決着をつける、と高らかに宣言した。
「同和と創価でズブズブ」とか揶揄される新市長の手際を生暖かく見守るためのサブテキストとして、
本書はまだまだ有効である。