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静岡県富士市で06年10月、東京都江戸川区の運送会社役員栩野(とちの)雅晴さん(当時66)の
遺体が見つかった事件で、関与した疑いが判明した元暴力団幹部(50)が中国に逃亡後、
国内の暴力団関係者から送金があったことが警視庁と静岡県警の調べでわかった。同庁などは、
栩野さんの事件を依頼し、元組幹部の逃走を助けた人物がいるとみて、解明を進めている。
調べでは、栩野さんの遺体発見から半年後の07年4月、元組幹部は、偽造した他人名義の旅券で
中国・上海に出国。渡航後、元組幹部側に少なくとも2回、数十万円ずつが国内の暴力団関係者から
送金されていたことを警視庁が確認した。元組幹部はこれらの金をもとに中国国内を移動しながら
潜伏していると同庁はみている。以前関係があったとされる中国の犯罪組織の助けを受けている
可能性があるという。
元組幹部については、06年5月に神奈川県内で起きた監禁・強盗事件で同県警が首謀格として
指名手配。国際刑事警察機構(ICPO)を通じて中国当局に身柄拘束を要請している。この事件では
共犯として男3人が起訴されており、そのうちの1人は、元組幹部が栩野さんの事件に関与した可能性を
警視庁に供述したという。
一方、栩野さんの殺害と遺体の遺棄を認めた東京都足立区の無職の男(26)=服役中=は、
元組幹部から誘われたとした上で、元組幹部について「金に困っており、報酬目当てに色々仕事を
引き受けていた」と話しているという。こうした状況から警視庁などは、元組幹部らがメンバーを入れ替え
ながら強盗や監禁事件を繰り返していた疑いがあるとみている。
ソース URLリンク(www.asahi.com)