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日本経済新聞 2008年3月7日 夕刊 8面
産油国がドルを見限る日
米メディアは金融不安一色だが、「米国の本当のアキレスけんは中東にある」(エネルギー市場
に詳しい、EMIのドミニク・シリチェラ氏)。
金とドルの交換を停止した1971年のニクソン・ショック。ドルの地位は凋落(ちょうらく)するとみら
れたが、72-73年にサウジアラビアが原油輸出をドル決済すると決めると、石油輸出国機構
(OPEC)加盟国が追随。ドルは金の代わりに石油という信用の裏付けを得た。
だが、ドル安に歯止めがかからないのを受け、「今後1-2年以内にOPECではドル以外での決済
を増やすべきだとの議論が本格化する」とシリチェラ氏はみる。
ドルが原油との独占的な兌換(だかん)通貨としての地位を失い、米国が通貨機軸国の座から
降りる―最も恐れていたシナリオがウォール街でささやかれ始めた。
(ニューヨーク =松浦肇)
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通貨の対ドルペッグ制撤廃を検討、GCCの統一行動を望む=カタール首相
URLリンク(jp.reuters.com)
[ドバイ 10日 ロイター]
カタールは自国通貨の対ドルペッグ制撤廃を検討しているが、湾岸諸国が一致して行動することを望んでいる。
ハマド首相が安全保障会議で語った話として、10日付のガルフ・タイムズ紙が伝えた。
それによると、ハマド首相は、対ドルペッグ制の放棄は用意ではないが検討していると表明。
「湾岸協力会議(GCC)諸国が統一した行動を取るよう望む」と述べた。