08/03/07 15:35:30 0
・毒ギョーザ事件で、中国の胡錦濤国家主席が激怒した。日本国内での毒混入を示唆した
公安省の会見に対する日本世論の反発ぶりに、中国外務省が10年ぶりの国家元首の
訪日が台無しになると危ぶみ、日本の反応を記したリポートを胡主席に直接手渡した。
つまり“直訴”という非常手段に出たのだ。事態の深刻さを初めて知った胡主席は公安省や
国家品質監督検査検疫総局(質検総局)のトップを呼びつけ、不快感をあらわにしたという。
これは中国の政府元高官が明らかにしたものだが、「中国で混入された可能性はまずない」
と事件の幕引きとも取れる公安省の会見に、日本の世論は怒り心頭。親中派ですべてが
“他人事”の福田康夫首相は別として、永田町でも与野党から「原因究明まで、主席の訪日を
延期すべきだ」などと中国側の対応に対する怒りや疑問の声が噴出した。
このため、「このまま4月の訪日を受け入れれば福田政権にとって大打撃になる」(自民党筋)と
判断したのか、日本政府は4日、中国側に対して当初予定していた4月の訪日日程をずらし、
5月上旬以降にするよう内々に打診した。
一方、中国政府内でも「国家主席は日本の首相とは格が違う。訪日してギョーザでも
投げ付けられたら国の威信が失墜する」と主席の訪日を引き止める意見まで出ているという。
これを最も深刻に受け止めたのが中国外務省だ。特に中国に好意的だった民主党までも
批判を強めていることに頭を抱えているという。
中国に詳しいジャーナリスト、富坂聰氏は「知日派が多い外交部にとって国家主席の訪日は
10年ぶりの晴れの舞台。日程がズレただけで彼らにとってはたいへんな失点になる」と説明。
事件発覚後、即座に製造元の調査に入った質検総局が「工場では毒物が見つからない。
日本で入ったのだろう」との見方に傾いたのに対し、駐日大使経験者である王毅、
武大偉両氏らが首脳を務める中国外務省は「日本で入った可能性は現実的でない」
と助言し続けてきた。
だが、事件として捜査していた公安省まで「日混入説」を言い出すに至り、中国外務省は
“直訴”という強硬手段に出たわけだ。(>>2-10につづく)
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