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★経財相:米経済減速や原油高の影響じわじわ表われてきている
3月7日(ブルームバーグ):大田弘子経済財政政策担当相は7日午前の閣議後会見で、
財務省が5日発表した昨年10-12月期の法人企業統計を受けて、「アメリカ経済の減速や
原油高の影響がじわじわ表れてきている。今後も下振れリスクに十分注意していきたい」と述べた。
その上で、景気の現状について「今の時点で回復のテンポは緩やかになっているが、
回復基調は続いているという判断には変わりはない」との認識を示した。
経財相はまた、「生産については、在庫面からの下振れ圧力がそれほどまだない」と述べ、
「輸出もアメリカ向けが足元落ちたが、全体としてはそれほど落ちているわけではない」と指摘した。
さらに、消費については「1月は比較的堅調に推移した」と語った。
日本銀行の福井俊彦総裁の後任人事については、「中央銀行は経済の不可欠な機能なので、
ここに決して空白を作らないことが何よりも大事だ」と述べ、「国民生活や企業活動の
大事なところなので、空席を作らないように決めていただきたい」と重ねて強調した。
一方、日本の2月末の外貨準備残高が初めて1兆ドルを突破したことに関連し、
経財相は「規模が大きいということは、それだけリスクも多いので、
どれくらいの規模が望ましいのか議論が必要だと思っている」と語った。
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