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★新銀行東京の焦げ付き86億円、半年以上延滞132億円
東京都が1000億円を出資して設立した新銀行東京(千代田区)で、貸し付け後に
経営破たんした企業への融資は昨年12月末現在で600件に上り、計86億円が
焦げ付いていることが6日、新銀行による都議会への説明でわかった。
返済が6か月以上滞っている融資は1100件、総額132億円であることも判明。
いずれも回収が極めて困難な不良債権とみられ、都による400億円の追加出資を巡り、
都議会は今後、紛糾することになりそうだ。
この日、新銀行の津島隆一代表執行役が都議会を訪れ、自民、民主、公明の3党に
経営内容などを非公開で説明した。
それによると、新銀行の貸し付けは昨年12月末現在、1万3000件あり、このうち、
大企業などを除く中小企業への融資で、順調に返済されているのは9000件だった。
破産や民事再生法の適用を申請するなどして、ほぼ回収不能となった貸し出し600件と、
返済が6か月以上延滞している1100件を合わせると、融資件数全体の13%を占めることになる。
また、返済が3か月以上6か月未満滞ったり、返済できないために貸し出し条件を
緩和したりした融資は520件(計54億円分)あるという。
津島代表執行役は3党に経営再建のため追加出資への理解を求めたが、議会側からは
「本当に再建できるか説明が不十分」(藤井一・公明政調会長)などの声が出ており、
今月28日の採決の行方は不透明だ。
讀賣新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)