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和歌山県の旧美里町(現紀美野町)の段木晃元町長(60)が、約6年半の町長時代に自由に使える約2億円
の裏金口座を引き継ぎ、国道から自宅に通じる近道の整備費用などに支出していたことが6日、分かった。
元町長は町監査委員の調査に裏金の存在を認めており、紀美野町は背任容疑などでの刑事告訴を検討して
いる。
町によると、2億円は町長就任時に前任者から引き継いだ。地元銀行の口座にプールされ、当時の収入役が
通帳を管理。通帳や帳簿、領収書は町が合併する直前に破棄された。現在も約690万円の残金があり、段木
元町長が自宅の金庫に保管。前任者は裏金について「民間からの寄付」としている。
裏金は段木元町長の指示で支出。約850万円を国道から自宅に通じる道路の整備費用に充てたほか、町議
会の承認を得ていない用地買収などに使った。
段木元町長は取材に「道路の周辺にはほかに3世帯あり、わたしだけの専用道路ではない」と私的流用を否定。
「(裏金は)前任者から『表に出すな。町の利益のために使え』と言われた。県職員の接待にも使った」と話し、
残金は町に返還する考えを示した。
段木元町長は1999年5月に初当選し、2005年12月末まで町長を務めた。合併に伴う06年2月の町長選に
出馬したが、落選した。
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