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★ギリシャのレフカダ島、3000年前のミケーネ文明の遺跡が発見
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【Technobahn 2008/3/6 12:14】ギリシャのレフカダ島から今から3000年前に栄えた
ミケーネ文明の遺跡が見つかっていたことが5日、ギリシャ文化省の発表により
明らかとなった。
ミケーネ文明は紀元前1450年頃~紀元前1100年頃までペロポネソス半島を中心に栄えた青銅器文明。
クレタ島やギリシャ本土ではミケーネ文明の遺跡は多数見つかってきたが、
ギリシャ西部でミケーネ文明の遺跡が見つかることは珍しく、
レフカダ島でミケーネ文明の遺跡が見つかったのは今回が初の出来事となる。
今回、見つかった遺跡は半円刑のドーム状の屋根を持った墳墓の遺構。建設工事作業員が
斜面を掘り返したところ、偶然に見つかったものとなる。ただし、建設工事の過程で偶然、
見つかったということもあり、工事を中断した時点では遺跡の半分は破壊されるという
状況となってしまっていた。
ミケーネ文明はホメロスの叙事詩「イリアス」や「オデュッセイア」の起源となる文明。
有名なトロイア戦争や、トロイア戦争に参加し、その後、ギリシャ放浪の旅にでる
イタカ島の王のオデュッセウスの故郷はどこなのか?という問題はギリシャ考古学上の
最大のナゾとされてきたこともあり、今回の発見はミケーネ文明の起源を探る上での
重要な手掛かりになるものとして注目を集めている。
今回、見つかった墳墓の遺跡からは埋葬されていたと見られる人物の遺骨の一部なども
見つかっており、ギリシャ文化省では今後も慎重に発掘調査を続けるとしている。
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