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昨年11月、住居侵入未遂容疑で青森署に逮捕された五所川原市、無職奈良武男被告（５５）＝窃盗罪
などで起訴、公判中＝が、1993―2005年にかけ、県内外で223件（被害総額約3180万円）の窃盗などを
繰り返していたことが四日、分かった。同様の手口を重ねていたことなどから、県警内部で「平成の怪盗」
と呼ばれていた同被告。逮捕までの約十五年間は“泥棒”で生計を立てていたという。
調べによると、同被告の動機は「遊興費や生活費欲しさ」。被害店は金券や切手などを扱う酒店がほとんど
で、春から秋までは津軽地方、雪の降る冬は「動きづらい」との理由で、以前に住んでいた千葉県内で
盗みを重ねていた。
自宅から徒歩で山越え、現場近くでは匍匐（ほふく）前進。さらに、連続での犯行を避け、犯行後は一定
期間山ごもりをして身を潜めるなどして、捜査網をかいくぐっていたという。
だが、同被告は被害者に目撃されたため、05年11月を最後に犯行を中断。結局その後の調べで捜査線上に
浮上し、昨年11月、約15年越しの逮捕となった。
最後の犯行から逮捕されるまで、全く姿を現さなかった同被告に、一時は「被疑者死亡説」まで流れたという。
県警の倉内義博刑事部長は「地道に捜査を続けた結果が身を結んだ。警察としての責任が果たせた」と
話していた。
URLﾘﾝｸ(www.daily-tohoku.co.jp)
奈良被告は、人に見られないよう現場まで深夜歩いて山を越えたり、黒マスクを自分で作るなど周到な準備で
捜査を逃れ、青森県警では「平成の怪盗」と呼ばれていたという。
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)