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★聴覚障害身障者手帳問題 返還は全道208人に 札幌市再検査で22人障害なし
聴覚障害の身体障害者手帳問題で、札幌の耳鼻咽喉科医(73)作成の診断書・意見書を基に
身障者手帳を取得した人のうち、全道で計208人が道などに手帳を返還したことが、4日分かった。
札幌市の再検査により、受検者32人のうち22人が「障害なし」と判断されたことも判明。
この医師の診断の信ぴょう性が、あらためて問われる事態となっている。
道などが、昨年12月にこの問題が発覚して以来の状況を、2月29日現在でまとめた。
自主、勧告などによる手帳返還者数は、道管轄分の43市町村で計138人に上り、
管内別の内訳は空知66人、上川、網走各14人、日高11人、渡島10人など。
札幌市は53人、旭川市1人、函館市16人で、合計で200人を超えた。
対象者がこれまで取得していた手帳の障害等級別では、道集計分で二級が136人、
三、四級が各1人。札幌市集計分では二級48人、三級3人、六級2人。
道と札幌市の返還分の中には、再調査の対象である2002年度よりも時期が前に取得した計21人が含まれている。
返還理由には「二級の要件がこれほど厳しいものだとは知らなかった」(旭川市)、
「このまま手帳を持っていてはいけないと思った」(函館市)などがあったという。
一方、札幌市が二月中に市内の八病院で実施していた再検査は、対象者96人のうち32人が受検を終えた。
この結果、二級二10人、三級1人、六級1人の計22人が「障害なし」とされ、
全員が返納勧告を受け入れて手帳を返還。二級の8人が降級し、手帳通りの二級の診断を受けたのは2人だけだった。
札幌市は近く、受検予定者など12人を除く対象者2人に対し、各区役所の福祉担当職員が直接調査を実施する。
取得者の実態を把握した上で、必要な場合は手帳返還を直接求める。
北海道新聞 URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)