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★道教委、スト懲戒49人教頭昇任 空席回避へ方針転換 「反省文」を条件に
小、中学校の教頭昇任試験(北海道公立学校教頭昇任候補者選考)合格が内定しながら
北教組のストに参加し、懲戒処分(戒告)を受けた教員49人について、
道教委が最終的に合格させたことが3日、分かった。当初は内定を取り消す方針だったが、
教頭空席校が4月1日付だけで約10校発生、学校運営に重大な支障を来すと判断した。
混乱回避のため処分と昇任人事を事実上、切り離す苦肉の策だが、昇任条件として
対象者全員が「反省文」を提出しており、北教組にとってもストの大義が揺るぎかねない結果になった。
道教委によると、懲戒処分により教頭昇任を制限する規定はない。
ただ、違法行為への参加は管理職としての適格性の問題が生じると判断。
1月30日の一時間ストの直後は、懲戒処分を受けた教員の内定を取り消す方針だった。
しかし、本年度の教頭昇任試験に内定した203人のうち、処分者が49人に達することが判明。
前年度の試験に合格し、未昇任の27人を合わせても、4月1日付で必要な新任教頭約190人が
確保できなくなった。
教頭昇任試験は年1回のため、管理職の病気・死亡など年度途中に発生する欠員も一切補充できなくなる。
教頭は学校の実務を取り仕切っており、新年度導入する査定昇給制度や勤務評定(学校職員評価制度)でも
教頭が教職員の一次評価者を担うため、道教委は「空席なら学校は大混乱する」と話す。
また、処分を受けた49人の該当市町村教委も、域内の小、中学校での教頭空席校発生を恐れ、
道教委に混乱回避を求めていた。
このため道教委は、今後の法令順守を意思表示すれば予定通り合格させる方針を明示。
49人が市町村教委経由で「今後の法令順守」を誓う文書を提出したため2月27日に最終的に合格を決めた。
(以下略)
北海道新聞 URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)