08/03/03 19:57:58 0
・まつ毛エクステとは、エクステンション(人工毛)を1本ずつの接着剤でまつ毛に付けていく
もので、従来の人工まつ毛が束になった「付けまつ毛」よりも自然に見え、思い思いに
ボリュームアップできる。数年前から若い女性に支持され、07年以降はエステやネイル
サロンなどでも施術する店が急増した。
東京都生活文化スポーツ局によると、まつ毛エクステは法的規制がなく誰でも施術できる
ため、05年頃から専門店以外にも施術する業者が増えてきて、それに伴い全国の消費者
センターへの相談が急増してきた。2007年が前年の倍の18件で、実際にトラブルになった
のは相談件数の20~30倍と推定されるという。
危害の症状としては接着剤が原因の角膜炎とドライアイ。まぶたの痛みの後、まつ毛の
半分が損傷を受けた、などがあるという。同局では2月21日にまつ毛エクステの危害情報を
ホームページで公開し、利用者に注意を呼び掛けるとともに、業界への実態聞き取り調査と、
今後の対策について検討を始めた。
それではなぜ、まつ毛エクステの危害が起きているのか。
業界団体「日本睫毛エクステンション協会」の富島伸英会長は「まつ毛エクステ人気を背景に
技術や知識が不足している者が施術するようになっているからです。現在、まつ毛エクステを
している店舗の90%はきちんとできていない、と見ています」という惨憺たる状況に
あるのだそうだ。
こうした店舗が増えていった背景には、免許がなくても施術者になれるため、ヘアサロンや
ネイルサロンなどが、「客引き」を狙いに看板を掲げるようになったこと。さらに、まつ毛
パーマ、アートメイク、脱毛が、医師法、薬事法に該当する業種になり、廃業した業者が
流れてきたためではないか、と、富島会長はいう。つまり、「専門」外の業者が増えたからだ
そうだ。同協会では今後、技能検定試験やセミナーの回数を増やし、業界全体の技術・
知識の底上げを図る計画のようだ。
また、「小動物を店で飼っているような店舗や、他業種と併設している店は避けたほうが
いいのでは」と富島会長はアドバイスしている。(以上、一部略)
URLリンク(www.j-cast.com)