08/03/02 13:44:45 Ejpmh7NAO
ずいぶん昔に、北陸トンネルかどっかの長大トンネル内を走る列車で、火災があった。
列車火災に気づいた運転士は、そのままトンネル内を一気に走り抜け、列車はトンネル外に脱出成功した。
トンネル入口から火災発覚地点より出口方向へ少し先までの区間の電車線(架線)は、その後火災の影響で停電したそうだ。
もし列車が火災発覚地点で停車したままだったら、その後の停電によりトンネルからの脱出は不可能だったはず。
列車はトンネル内で激しく延焼し一酸化炭素の発生も加わり大惨事は確実だったろう。
運転士の素早い判断と適切な機転のおかげで、大惨事をまぬがれ多くの乗客の命が救われた。
でも、当時の国鉄の職務規定では、トンネル内であっても火災発生時には、列車の運行は止めなくてはならない。
運転士は明確に国鉄の職務規定違反したわけだ。
実際その後その運転士は処分されたと思う。
職務規定に違反してまでして多数の乗客の命救った運転士と、職務規定を遵守したために乗客を皆殺しにした運転士を、もしも比べた場合、どっちが人道的にみて支持されるかな?
決して規則遵守だけがすべてじゃないことがわかるはずだ。
国鉄はその事故を教訓とし、後日、職務規定を改正したようだ。
(該当運転士の処分を取り消したかどうかまでは知らない)