08/03/02 01:01:56 0
県立高校の卒業式が一日から始まった。式典で県教育委員会は君が代斉唱時の教職員の起立の徹底を求め、
不起立者の氏名を報告するよう各校長に命じている。「起立の強制はよくない」「異なる考え方をなぜ認めないのか」。
出席した生徒たちは、君が代問題への関心の有無を問わず、個人の自主性に任せ、
多様な価値観の尊重を求める意見が相次いだ。
この日、県立高六十校が卒業式を行った。ある県立高では、「国歌斉唱」の司会者の合図で参加者が一斉に起立した。
一人の教諭はじっと席に座ったまま。君が代のメロディーが流れる中、同教諭は静かに時が過ぎるのを待っていた。
この教諭は、起立しないことを事前に担任するクラスの生徒に伝えなかった。
「価値観を押しつけたくない。自分で考えて判断してほしい」からだった。
「教育現場に強制はなじまない。アジアの戦争被害者に思いをはせると、とても立てない」と打ち明けた。
「日の丸、君が代の強制」について生徒に話すことは控えているが、
思い余って話したことがあった。はっとする答えが生徒から返ってきた。
「それって、沖縄の集団自決と同じじゃん」。戦時下で死に追い込まれた沖縄の人たち。
生徒たちは、修学旅行で訪れた南国の地で学んだことと強制とを重ね合わせた。
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