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★「政界再編遠くない」 中日懇話会で飯島勲氏
第395回中日懇話会(中日新聞社主宰)が29日、名古屋市中区の名古屋東急ホテルで開かれ、
元首相秘書官の飯島勲氏が「今年の政局の行方」と題して講演した。
衆院解散については「解散が(来年秋の)任期満了まで、ということは、あるはずがない」と指摘した上で、
「そう遠くないうちに政界再編があってもおかしくない」との見方を示した。講演の要旨は次の通り。
【最近の政治情勢】
福田内閣の不支持が過半数を超えているが、その割に福田総理は平然としている。
政局は特段波風はなく、不思議といえば不思議。
民主党も日銀総裁の人事やガソリン税の特定財源問題も腰砕け。どうした自民党、民主党といった感じ。
何かおかしい。どっかで地下戦略がつながっているのかなとも思える。
もう1つ。超党派の議連が増えている。永田町の常識では、このような議連は、政府とは近くない。
「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)のような第3の動きも出てきた。
【政界再編をめぐって】
小沢一郎民主党代表は政局と選挙区しか頭にない。民主党の支持率を上げているのは、テレビによく出てくるリベラル派。
一方、組織を持っているのは、リベラル派とは乖離し、テレビには絶対に出てこない旧社会党左派の議員だ。
同時に、70年以上の内閣の歴史の中で、公約やビジョンを持たずに誕生したのは福田内閣ぐらい。
こんな自民、民主両党の状態で、大連立は絶対にありえないと感じている。
民主党も、自民党も同じ「アキレスけん」を抱えている。
参議院は野党が議席の半数を持つが、17人が民主党から離れたらどうなるか。
同じように、衆議院で自民党は郵政解散で大勝し過半数を占めるが、20人がいなくなったら、
3分の2による衆院での再議決はできない。
政界再編は避けられないのではないか。少なくとも経済界も含め、政界再編をどうやって見立てていくか、
日本のかじ取りをどうするかを考えなければならない。
中日新聞 URLリンク(www.chunichi.co.jp)
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