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世界保健機関(WHO)の尾身茂(おみ・しげる)西太平洋地域事務局長は29日、
新型インフルエンザについて都内で開かれた会合で
「発生国で封じ込めが失敗した場合、感染の拡大を防ぐことができない」と述べ、
発生時の対策は社会機能の維持と死者を最小限に食い止めることを目的にするべきだと訴えた。
国の対策を検証する与党チーム(座長・川崎二郎元厚生労働相)の会合で講演した。
尾身氏は、現在アジアを中心に流行し新型への変異が懸念される
鳥インフルエンザ(H5N1型)の現状を報告し、
「WHOが最も注意しているのは死亡者数ではなく致死率だ」と述べ、
致死率の低下を新型発生の指標にしていることを明らかにした。
現在、H5N1型の致死率は約60%だが、新型になると2-3%になるという。
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