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<社長が身を粉にして働くのが「美徳」なのは日本だけ>
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ある国の元大臣だった老紳士から、指導者についてのお話を伺いました。そのかたのお話で
は、老子によるとリーダーには3タイプがあるそうです。
三流のリーダーは、「私に従わないと殺すぞ」または「クビにするぞ」と相手に恐怖を植え付け、
暴力によって力ずくで従わせる指導者。二流のリーダーは「ウチの社長は人格者だ」「我が
リーダーはすごい!」と銅像や肖像画を従業員が毎日仰ぐほどのカリスマ的指導者。では、
一流のリーダーはというと、部下や仲間が「このプロジェクトは自分達で達成した」と感じる
ことができる、「空気のような存在」の指導者だそうです。
(略)
社長やリーダーに対する期待に、日本と他の国々では違いがあるようです。日本では社
長自ら敷地内の草むしりやトイレ掃除をするのが「美徳」として従業員の目にうつる場合が
あるようですが、私が知る限り世界のできる男や富める男達は草むしりやトイレ掃除はし
ないようです。
(略)
ある知人がアジアのリゾート地で支社長をしていた時の話です。彼は日本式に現地の従
業員達に会社への愛社精神を教えようと、毎朝早く出勤して背中に竹かごを背負い、敷
地内のゴミを拾って見せたそうです。熱帯の国で、社長が毎朝、汗だくになってゴミ拾いを
する光景は、日本だと従業員の胸を打ち、全員が駆け寄ってきて「社長、私にもさせてく
ださい!」と、美しい愛社精神の輪が広がるはずです。
しかし、彼が赴任した熱帯の途上国では、想定外の展開になりました。
その朝も、日本人支社長の彼が汗だくになって敷地内のゴミを背中に背負った竹かごに
入れていると、背後に人影を感じました。彼の脳裏には従業員達が駆け寄ってきて手に
手をとる日本式のドラマチックな展開が「天然色総カラー」で映し出されていましたが、その
涙をさそうシーンは無残にも次の言葉で打ち消されました。
「社長、あっちにもゴミがありますぜ」
(以下略)