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新庄市内の民家で26日、長男(24)が父親(63)に刃物を突き付けて立てこもった逮捕監禁事件で、
長男は日ごろの生活態度を注意され、数日前から両親と口論していたとみられることが同日、
県警捜査一課と新庄署の調べで分かった。捜査当局は詳しい動機とともに、刑事責任能力の有無を慎重に調べている。
県立新庄病院に運ばれた父親は診断の結果、右顔面を骨折するけがをしていたことが判明。
母親(57)は包丁の柄で殴られ頭に軽いけがをしており、
同署は今後、両親に対する傷害容疑での立件を視野に捜査する。
長男は言動に不安定な面があり、捜査当局は慎重に調べを進める。
調べによると、長男は運転免許を取得できず、仕事に就いていないことを注意されるなどしたため、
数日前から両親と口論。事件前日の25日は深夜まで両親に不満をぶつけ、
起床後の26日朝も文句を言い続けて次第にエスカレート、1階台所から包丁を持ち出したとみられる。
母親の110番通報を受けて駆け付けた署員が居間付近で説得を試みたが、長男は父親に包丁を突き付け、
2階の自室に立てこもった。
長男は時折、窓から顔を出し、屋外で待機する捜査員らに「帰れ」と叫んで包丁を振りかざすなど興奮状態にあったが、
階段の下から捜査員が説得を続けると、求めに応じ1階に向かって包丁を放り出した。
包丁は刃渡りが約20センチで、片刃の和包丁だった。
直後に捜査員が2階に駆け上がり、110番から約4時間後の午前11時40分、
長男を取り押さえて逮捕監禁の現行犯で逮捕した。
現場付近の女性(60)は「長男はきちんとした印象で、『おはようございます』などとあいさつをしてくれる。
人に危害を加えるような感じではなかった」と複雑な表情を浮かべ、
別の女性(58)は「まさか近くでこんな事件が起こるとは…。父親が無事救出されて良かった」と話していた。
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