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札幌市の民間人課長人事 上田市長、まず3人を発表
札幌市の上田文雄市長は二十五日、市政の活性化を目指すとして、
課長級に民間出身の三人を初めて採用する人事(四月一日付)を発表した。
この中で、昨年四月の市長選当時、上田市長を支持する勝手連組織の呼びかけ人を務めた人も登用。
上田市長は「余人をもって代え難い人物」と主張するが、
議会や庁内からは「身内の重用ではないか」と疑問の声も出ている。
選挙時の勝手連組織から登用されたのは、NPO法人札幌チャレンジドの理事兼事務局長を務める
加納尚明氏(46)。市民まちづくり局市民活動協働推進担当課長に就き、
民間事業者とNPOとの連携強化などを担う。
上田市長は同日の記者会見で、加納氏について「障害者へのサポートをずっとやってこられた。
私自身、大変尊敬する人物」と強調。「私の選挙の後援会や選対本部とは直接関係ない。
あくまで個人的な応援だった」と、「情実採用」との見方を否定した。
これに対し、議会では最大会派の民主党・市民連合を除き、この人事を疑問視。
自民党の山田一仁幹事長は「支持者だと分かった上での判断。
身内を採用したのも同然で公平性を欠く」と批判する。
与党会派の市民ネットも「市民から疑念を抱かれる」(坂ひろみ幹事長)と異論を唱える。
職員の間でも「庁内規律がゆるみ、求心力が低下するのでは」(市幹部)と懸念が漏れる。
民間採用人事ではこのほか、総務局戦略広報担当課長に、電通北海道総務部主管の高尾広通氏(57)を、
観光文化局観光振興担当課長に札幌グランドホテルサービス専務取締役の齊藤政文氏(59)をそれぞれ選んだ。
残りの民間登用ポストの環境局エコエネルギー普及担当課長は人選中だ。(郡義之、栗田直樹)
北海道新聞 (02/26 13:59)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
民間登用人事を発表する上田市長
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