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東京都渋谷区の自宅で夫を殺害して遺体を捨てたとして、殺人罪などに問われた三橋歌織被告(33)の
公判が25日、東京地裁で開かれ、河本雅也裁判長は、三橋被告に対して実施されている精神鑑定につ
いて、「様々な医学的検査で、責任能力に関する問題点が浮かび上がってきた」と述べた。
責任能力に疑いがあることを示唆するもので、鑑定結果によっては、三橋被告の刑が軽減される可能性も
出てきた。鑑定途中で裁判所が経過報告を行うのは極めて異例。鑑定結果は来月10日の公判で鑑定人
から報告される。
三橋被告は起訴事実を認めているが、弁護側は「夫から日常的に暴力を受け、心的外傷後ストレス障害
(PTSD)の状態で、心神喪失か心神耗弱の疑いがあった」と主張し、責任能力の有無が最大の争点となっ
ている。責任能力がないとされれば罰せられず、低いとされれば刑は軽減される。同地裁は昨年12月、
責任能力を判断するため精神鑑定の実施を決定していた。
この日の公判で、河本裁判長は「鑑定の過程で、被告との面接や、精神障害に関する医学的検査が行われ、
弁護人が主張していないような、責任能力に関する問題点が浮かび上がってきたと聞いている」と述べた。
弁護人が主張する「夫の暴力によるPTSD」とは別の原因で、責任能力が疑われるような事情が確認された
可能性が高い。同地裁は、こうした問題点について、鑑定の終了を待たずに報告することで、来月10日に
予定されている鑑定人尋問での質問や主張を準備できるよう配慮したとみられる。
ソース
読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)