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・NHKの人気番組「ためしてガッテン」などの定期刊行物や田原総一朗氏、松山千春ら
有名人の関連書籍を多数発行する出版社「アスコム」(日暮哲也社長)が夜逃げ騒動に
揺れている。
書店では、早くもアスコムの書籍を店頭から引き上げる動きが出始めている。
東京・丸の内の大手書店では「倒産したとかしないとかなので書籍を返品中です」(従業員)と
同社はすでに“倒産”扱いされていた。
25日現在、そのような情報は確認できていないが、民間信用調査会社では「事業活動が
確認できない」(幹部)。事業が停止しているのは確かなようだ。
アスコムは2002年7月にアスキーの一般書籍編集部門が分離独立する形で「アスキー・
コミュニケーションズ」として設立。03年にアスキーとの資本関係が解消したことで、
「アスコム」に社名を変更した。08年1月現在の従業員は43人。
主な定期出版物は、NHKの「ためしてガッテン」や「英語でしゃべらナイト」の定期刊行物のほか、
田原総一朗氏が責任編集する「オフレコ」、松山千春の「月刊松山」などがある。
過去には「借りたカネは返すな!」「裏帳簿のススメ」などヒット作を送り出し、昨年は歌手・
八代亜紀の美容本「舟唄ビューティー」や神田うのの「うの式 幸せのつくり方」、脚本家・
一色伸幸氏の「うつから帰って参りました」などをリリースした。
だが、話題になってもベストセラーが生まれない苦しい状況が続いていた。
そんな出版不況のなか、07年3月期の売り上げは前期比約14%減の15億1000万円に。
一部出版部門の廃止や在庫整理で1億7400万円の特別損失を計上した結果、当期利益は
1億9500万円の赤字に転落していた。
ある関係者は「出資者に見切りを付けられ、運転資金不足で困っているとのウワサは聞いた。
出資者の撤退が引き金になったのかもしれない」と推測する。
「編集プロダクションなど関係者先だけで200社前後、契約ライターで400人前後の取引が
ある」(冒頭の民間信用調査会社幹部)という同社だけに関係者の不安は広がるばかりだ。(一部略)
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