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世界自然保護基金(WWF)が地中海産クロマグロをボイコットするよう、欧州のスーパーなどに呼びかけている。
クロマグロが減少している背景に、日本のすしや刺し身向けの需要が多いことを挙げ、
日本も間接的に批判されている。
国際的には一時禁漁論も出る事態になっており、3月には国際会合も東京で開かれる。
日本の消費者もよりマグロ資源問題に関心を持つ必要がありそうだ。
クロマグロは本マグロとも呼ばれる最高級マグロ。英語では「青いひれのマグロ」と呼ばれる。
WWFの発表によれば、フランスの大手スーパー「オーシャン」は昨年末にマグロのボイコットを宣言した。
ほかにもイタリアやスイス、ノルウェーにボイコットの動きが広がっている。ただ、
WWFジャパンは「今のところ国内でのキャンペーン予定はない」という。
地中海沿岸では90年代後半から天然マグロを取った後、いけすでトロの部分を増やすよう
太らせて出荷する蓄養(養殖)が盛んになった。一時は年2万~3万トンが生産され、
日本の輸入クロマグロの7割が地中海産とされた。一方で乱獲や密漁も指摘されており、
WWFは漁獲量を減らすことを求めている。
日本も加盟する「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(ICCAT)の方針で、
漁獲量を06年の3万2000トンから徐々に減らし、10年に約2割減らす予定になっていた。
ところが昨年、地中海などで欧州の加盟国が予定より約4400トン過剰に漁獲したことが判明。
米国が規制を守れない国に対し、クロマグロの一時禁漁を求める提案を出した。
ICCATは3月に東京で関係者の会議を開き、資源管理を話し合う予定だ。
アサヒ・コム 2008年02月23日13時54分
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