08/02/23 14:47:50 yN+UNUlK0
就職したところで、男の場合は、(人並み以上の容姿がなければ)昔のように結婚の夢を持つことも許されず、
またよしんば女たちに気に入られるような「紳士」たろうと努力しても、
いずれはそのささやかな努力もあえなく踏みにじられ、結局それもこれも無駄な努力だったことを思い知らされる。
仕事では上司から口汚く罵倒され、その姿を見ている後輩たちからは軽蔑される。
しかしそれでも、「そういうことを耐え忍んでいればいつか必ず報われて昇進もし、給料も上がる」ということが保障されてでもいるのならば、忍耐のし甲斐もあろう。
だが、リストラが横行し労働力の使い捨てが大手を振ってまかり通っている現在にあっては、もはやそういうささやかな保障すら奪い去られてしまっている。
である以上、そういう状況を強いられ続けた男たちが「もう、どうにでもなれ」と、「人並み以上たらん」とする熱意を失い自暴自棄になったとしても、誰がその人間を責められようか。