08/02/22 23:18:33 O
・「引きこもり」となる原因は「就職や就労での挫折」が最多で、30~34歳の年齢層が
最も多いことが東京都が行った実態調査で分かった。本人の心理や意識にも
踏み込んだ引きこもりの公的な調査は全国初。不登校など学校時代の体験を
きっかけとし、若年層が多いとされる従来の見方とは異なる傾向が浮かんだ。
調査は、都内に住む15~34歳の男女3000人を住民基本台帳から無作為抽出し、
昨年9~10月に個別に訪問。1388人から協力を得た。うち10人を引きこもりと
判断し、別途調査した18人を加えて計28人を分析対象とした。
原因のトップは「職場不適応」と「病気」の25%だった。「就職活動不調」(14%)を
加えると、就労・就職をきっかけとする人は39%に上った。「不登校」は18%だった。
年齢層別では、「30~34歳」が全体の43%で最も多く、「15~19歳」「20~24歳」
「25~29歳」はいずれも18%。引きこもり状態になった時期は「25~27歳」(29%)が
最も多かった。
一般の人との意識の違いを比べると、「親との関係がうまくいかない」と答えた人は
36%(一般は10%)▽「家族とよく話す」は32%(同66%)▽「家族から愛されている」は
29%(同63%)--だった。
調査をまとめた明星大学人文学部の高塚雄介教授(臨床心理学)は、都内の引きこもり
人口を約2万5000人と推計。また、心理的に同様の傾向がある「予備軍」は都内で
約18万人、全国で100万人を超えると見ている。
高塚教授は、陥る人の特徴を▽自意識が強く状況変化に適応できない▽人と争って
傷つくことを嫌う▽人間関係の訓練が不十分で逆境に弱い--と分析。「国の対策は、
引きこもりとニートの分類が不明確で、現状に合った受け皿作りが必要」と話している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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