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<北京市、五輪食品安全を保障できる 食材・薬持参禁止>
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北京市食品安全弁公室の唐雲華スポークスマンは21日の記者会見で、北京・夏の五輪期
間中の食品の安全性について、「五輪大会に向けて構築してきた食品安全保障システム
の導入によって、選手に提供する食品の安全を確保できる」と強調。また、五輪の際、米国
代表チーム用の全ての食材・飲料水を中国の外から持ち込む計画があったとの報道につい
て、「北京五輪大会用の食材の安全基準は国際基準より厳しいものとなっているばかりで
なく、食材の種類では各国選手の食習慣の違いを配慮している。選手らの食安全需要に
対し完全に満足でき、海外から食材の持参は認めない」と述べ、当計画を反対する見解を
示した。
唐スポークスマンによると、五輪の食品安全を確保するために、政府当局は食品安全性の
監視と追跡のシステムを構築してきたという。
食品安全性監視システムについては、生産基地から食卓まで生産(養殖)、加工、輸送、
販売、調理など10分野において、原材料登録制度、企業自己検査制度、抜き取り検査制
度、サンプル保存制度など監視測定を行い、ネット上に各日報が公表されることとなる。同
システムの導入によって、30分以内で6万5000社の食品加工企業に不良品の回収指令を
全て通達できるという。
追跡システムについては、端末にバーコードを読み取るだけで、果実野菜や家禽及び肉
製品など生産(養殖)、入荷、加工、輸送、販売など全てプロセスにおいて、原材料に関す
る状況を把握することができるという。
(略)
記者会見に同席した北京五輪組織委員会競技サービス部の向兵萍副部長は、「国際五
輪委員会の規則に基づいて、大会期間中、選手村に食材や薬の持ち込みは禁止となっ
ている。
選手服用中の薬については、所在国代表チームの医療スタッフが税関の指定申請書類
を記入し、許可を得なければ持ち込みできない」と明らかにした。