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ライブドアの連結決算を粉飾したなどとして証券取引法違反の罪に問われ、
一審・東京地裁で実刑判決を受けた元社長の堀江貴文被告(35)の控訴審が
22日、東京高裁(長岡哲次裁判長)で始まる。一審判決では検察側の主張が
ほぼ認められたが、被告側は改めて全面的に無罪を主張する方針。
元社長は混乱を避けるとして控訴審には出廷しないという。
一審判決によると、堀江元社長は04年9月期の連結決算の利益を
水増しするため、実体のない複数の投資事業組合(投資ファンド)を介した
自社株売却益を売上高として不正に計上するなどの手口で、約53億円の
粉飾をした。さらに04年10~11月には、関連会社が出版社買収を
発表した際、株価をつり上げるために虚偽の内容を公表するなどした。
一審では、自社株売却に介在した投資ファンドに実体があったかどうか
▽堀江元社長がこれらの不正行為に関与したかどうか―などが争われた。
判決はファンドが脱法目的でつくられたと認定したうえで、自社株売却益の
売り上げ計上は違法だとした。また、元社長が不正を認識していたとする
元取締役宮内亮治被告(40)=控訴中=ら元側近の証言に信用性があると
判断。元社長に懲役2年6カ月の実刑を言い渡した。
弁護側は控訴審で(1)一審判決は公判前整理手続きで争点と
なっていなかった投資ファンドの脱法性の判断から実刑判決を導いており、
法令違反だ(2)当時、堀江元社長には会計の知識が全くなく、違法性の
認識はない―などとして改めて無罪を主張する方針。
一方、検察側は一審判決で主張がほぼ認められたこともあり、「被告側が
新たにどんな証拠を出してくるかをみて対応を考える」(東京高検幹部)と
余裕の構えだ。
*+*+ asahi.com 2008/02/22[07:06] +*+*
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