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★治療器つけ外出、障害女性焼死 准看護師を書類送検 業過致死容疑大分・別府署
大分県別府市千代町のマンションで昨年4月、特定非営利活動法人(NPO法人)「自立支援センター
おおいた」職員で障害者の五十嵐えりさん=当時(25)=が死亡した火災で、別府署は20日までに、
当時介護していた同市内の女性准看護師(28)が電熱治療器の電源を切らずに外出したことが
火災の原因だったとして、業務上過失致死の疑いで准看護師を大分地検に書類送検した。
調べでは、准看護師は昨年4月21日、障害者が多く入居するマンションで、頸椎損傷で動けない
五十嵐さんを世話していた際、ベッドの上で使っていた床ずれ治療用の携帯型電熱治療器を
作動させたまま、買い物のために外出。火災を招く危険性がある治療器の電源を切らなかったために
火災を発生させ、五十嵐さんをやけどにより死なせた疑い。
准看護師が外出して4分後に五十嵐さんが火災発生の通報をしていることや、同型の治療器で
実験を重ねた結果、同署は火災原因は機器の構造ではなく使用法にあったと判断。准看護師は
火災などの危険性を予見し、防止する義務があったと結論づけた。
同NPOの米倉仁理事長は「警察から説明を受けていないのでコメントできない」と話している。
2008年02月21日00時26分
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