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石原慎太郎・東京都知事の肝いりで設立され、経営難に陥っている「新銀行東京」。
都が出資した1000億円の大半を食いつぶしてしまい、都は新たに400億円を追加
出資する議案を都議会に提出する。追加出資にあたり、同行は大リストラを実施するが、
その前途は多難だ。
新銀行は都の追加出資を受けるにあたり、行員を450人から120人に削減し、6
つある店舗も本店のみに集約する。さらに不良債権を生み出す要因となった無担保・無
保証融資を縮小し、2011年度の黒字化を目指す。
また、貸し倒れを容認するような経営方針が財務を悪化させたとして、仁司泰正元代
表執行役ら旧経営陣の経営責任も民事、刑事両面で追及していく方針だ。
石原知事は「前の経営者は『(融資先が)半年つぶれなければ、どんどん貸せ』と言
っていた。理解できない」と述べ、経営不振の背景に旧経営陣の責任があるとの認識を
示した。
しかし、金融業界では「新銀行の設立当初から経営が行き詰まることは目に見えてい
た」との声が根強い。
「新銀行はBNPパリバ系信託銀行を譲り受ける形でスタートしたが、設立準備段階
で都側の幹部にやる気がまったくみられなかった。こんな素人が銀行に手を出して大丈
夫だろうかと思った」とは、新銀行設立にかかわった関係者の弁だ。
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
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