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外務報道官会見記録 《平成20年2月20日(水曜日)17時05分~ 於:本省会見室》
○西山訴訟控訴審判決
【問】先程、東京高裁でいわゆる沖縄密約国賠訴訟の控訴審判決が言い渡され、
原告である西山太吉さんの請求がいずれも棄却されました。
これについて外務省の元北米局長が密約と言われるものについての存在を認めてらっしゃいますが、
今回こういう判決が出たことについての外務省の見解を教えて下さい。
【外務報道官】今のご質問ですが、日本国政府が勝訴した本日の東京高裁の判決は、
政府の主張の妥当性を判示しており、適切、妥当なものと考えております。
【問】こういった外交文書、密約と言われるものが色々あるかとは思われますが、例えば、
外交文書の公開制度で30年以上経ったら原則公開とすると言われていますが、
まだまだ明らかになっていないものがあると思います。こういった現状について、報道官はどうお考えですか。
【外務報道官】外交文書の問題については、例えば米側の情報公開によって公開された文書について、
政府としてその存在を認めないのかという議論がずっと為されてきたと思いますが、その点について、
本件訴訟と離れて敢えてコメントすれば、そうした文書については、その性格について
政府として承知しておりませんし、内容についてコメントする立場ではないということで、
我々の姿勢は一貫していると考えています。
【問】一般的に公開されない文書が多く存在しているということについては如何ですか。
【外務報道官】日本政府としては、日本政府の外務省としての、これまでの外交文書公開のルール
というものがある訳で、それに従って、私どもとしては公開してきているということだと思います。
公開、非公開ということについては、また、そのルールの中で原則が打ち出されている訳ですので、
それに従って公開を行っていくということであろうと思います。仮にもし、それに不服があるという
ことであれば、そのことに対する判断が求められていくということがあるのかも知れませんけれども、
我々の立場はこれまでと何ら変わらないと申し上げてよろしいかと思います。
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