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第三セクター会社「三木鉄道」(三木市―加古川市間6・6キロ)が3月31日に
廃線を迎える。最終運転を控え、三木市は鉄道マニアの殺到に戦々恐々と
している。
週末には多数のマニアが訪れ、線路内に入るなど危険なケースが相次いで
いるからだ。市は警察などと警備態勢を強めたり、さよならイベントを3月中に
分散させたりと対策に頭を痛めている。
市によると、今月になってから週末にはカメラを持ったマニアが三木駅や
沿線などで目立つようになり、3連休最終日の11日にはふだんの3倍の
約800人が訪れた。多くが電車に乗ったり、駅舎の写真を撮ったりしたが、
中には線路近くまで入り込み電車と並んで走って写真を撮るなど危険な行為も
見られたという。
昨年3月に83年間の歴史を閉じた鹿島鉄道(茨城県)の運行最終日には、
深夜までホームに人があふれかえり、ダイヤ通りに運行できなかった。
三木市はそうした事態にならないよう、警察や加古川市などに協力を要請し、
混乱が予想される最終3日間、駅や沿線の警備態勢を強めることにした。
さよならイベントも、最終日のセレモニーを取りやめ3月中に分散することにした。
3月20日に希望者約200人がタレントと沿線沿いを歩く「ありがとう!三木鉄道
ウオーク」や、同日に同鉄道の古い映像を観賞する「サイレント映画上映」などを
開く。このほか記念駅弁の販売(毎週土日と祝日)、グッズ販売(同)、寄せ書き
(連日)なども予定している。
同鉄道の社長を兼ねる藪本吉秀市長は「ファンの鉄道に寄せる思いはう
れしいが、危険な行為を自重してもらい、最後まで安全運行を目指したい」と
話している。
URLリンク(mytown.asahi.com)