08/02/19 11:41:12 0
★衝突事故、ミサイル防衛に逆風
最新鋭のイージス艦が起こした漁船との衝突事故。日本に飛来するミサイルの
探知・追尾機能を備え、ミサイル防衛(MD)の中核を担うはずの護衛艦が、
日本の領海内で民間船を事故に巻き込む事態となった。
防衛省内では、今回の事故がMD計画に波及することへの懸念がすでに生じている。
同省幹部は「足元の国民を守ることさえできずに、莫大な金を出して配備する
必要があるのかと言われかねない」と話す。
「イージス」はギリシャ神話でゼウスが娘に与えた「盾」を意味する。
高性能レーダーで一度に100以上の目標を追い、ミサイルや大砲など武器を
自動的に選択して迎撃。データリンクシステムで米イージス艦と情報を
瞬時にやりとりできることから、日米同盟の象徴とも言われてきた。
米国からのイージスシステム供与を受け、日本は平成5年に護衛艦4隻を配備。
小泉政権時のMD導入決定を受け、イージス艦は海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を装備、
敵の弾道ミサイルを大気圏外で撃ち落とす構想だった。
昨年12月、イージス艦「こんごう」に搭載したSM3の発射実験に成功。
日本政府はMD計画の順調な進行をアピールしたが、
実際のミサイル探知は、米早期警戒衛星の情報に依存せざるを得ないのが現状。
専門家からは「想定外のミサイルが飛来した際の迎撃能力は依然未知数」との指摘も出た。
約1兆円とされるミサイル防衛の経費も今後、膨らみ続けるのは必至とされる。
産經新聞 URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽過去スレ
【軍事】「ノドンのPAC3での迎撃は無理」 沖縄配備で梅林氏指摘…MD(ミサイル防衛)計画
スレリンク(wildplus板)